折上先生の静かな世界

北の大地で臨床7年目歯科医師です。

道北内科医の休日待機時の給料は支払われるのだろうか.この問題には,多くの期待が寄せられている(僕からの)

感染性心内膜炎の予防のため,術前の口腔内精査を受ける場合,抜歯が必要かどうかの判断は難しい.ガイドラインには示されているが,実際には判断の難しいものも多い.術前の時間のある症例であれば良いが,手術日が決定していてその術前精査を2、3日前に行う事があり,今日がそのパターン.抜歯を申し入れる際はやはり緊張する.場合によっては手術延期となってしまうし,延期とならない場合も抜歯後の治癒を待たずに手術施行となってしまうためだ(抗凝固薬も服用しており止血も難しい).

それはともかく,一番の問題点はオーダーが訪問診療であるという点で,精査は問題ないが,抜歯を行なってくれとなると話は全く別物だ.

今日,抜歯は訪問診療で行えませんか?と言われたが,これは難しい.

一つには止血の問題があり,感染した周囲組織を完全に止血させるにあたり,夜間の訪問診療で病室で簡単に行える処置ではない.

何より,これから開心術を早期に受けなければならない(心臓の)状態の患者にとって抜歯は 簡単な処置ではない.

本来であれば,心機能の評価(エコー),詳細な病名,付随する合併症,血液検査データくらいは資料を揃えてもらった上で,抜歯が妥当だが,この患者の検査は明日となっていた.

おそらくもうオペ施行予定日を決めたのだから資料と環境を揃えて手術台に上げる!というスタンスなのだろう.治すためのオペなのだからそれはそれで良いのだが,その環境(感染源を取り除きましたよ、という評価)の一つのために抜歯を依頼される場合,こちらは資料の揃っていない,心機能の回復していない状態で抜歯を行うわけで,条件はかなり厳しい.しかも,感染源除去のための抜歯依頼なのだから断る事も出来ない(オペ以外に心機能回復の見込みがないのだから今の状態で抜歯する以外にない).

 

と,ここまで書いてみてわかったが,どうせ抜歯を行う以外の選択肢がないのだから,来院日だけ決めて禁食禁水で来院してもらってパノラマ撮って,そのままオペ室に行くのがお決まりコースでも良い気がしてきた.

それでも,前日の夜に訪問診療で伺って,挨拶と口腔内精査と信頼関係を築く事も重要なのかなあ.

無償で,電話来た当日の診療後に必ず訪問しなければならない現状も割と厳しいんだが‥

昨日新聞に出ていた,道北の内科医の休日待機時の給料は支払われるのだろうか.もし支払われるのなら,こちらの案件もせめて時間外労働賃金くらいはもらいたいものだ.

 

 

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